アニメ ぼくらの7日間戦争 感想
Dアニメストアで劇場アニメ「ぼくらの7日間戦争」が配信開始になったので早速見ました。本日はアニメの感想を書いていこうと思う。
ネタバレになるといけないのでなるべく内容については触れないようにします。
この作品では現実の社会問題や交錯する様々なことを間接的に観客に伝えたいのかなぁと勝手に感じながら鑑賞していました。
私が感じたのは
大人の事情、子供の事情、多様性、権力、青春、友情、それぞれが胸に秘めている思い、自分の知られたくないバックグラウンド、インターネットの拡散力などです。
この映画を簡単に説明すると、引っ越しが決定し、引っ越し後に誕生日を迎える少女とどうにかして引っ越しを先延ばしにし、少女の誕生日を祝いたい少年が少女に「逃げよう」と声をかけたことから始まり、その後何人かのメンバーを集めて7日間の旅に出る物語です。
上記の中からいくつかに触れていきたいと思います。
まずは大人の事情と子供の事情についてです。
大人の事情は、大人になるということは我慢をしなければいけない。上司や権力のある人に対して自分の意見が言えない。権力がものをいう。年上を敬う。
子供の事情は、自分の意見を親に言えない。言っても聞いてもらえるはずがないから行動に出る。親とうまくコミュニケーションがとれない。
などがこの作品から感じました。
親の都合で色々と生活や環境が変わる(引っ越し、離婚など)
子供は親に意見を言いづらい、気を遣う(夫婦喧嘩、金銭問題など)
思春期になるとコミュニケーションがうまく取れないなど現実の世界にも当てはまります。
次に自分の隠したいバックグラウンドが知られてしまったこと、秘密がばれたことについて
作中ではインターネットでの拡散により彼ら彼女らの個人情報や裏垢、過去の事実、本当の気持ちなどが露呈してしまう場面がありました。
相手のことをどう思っているのかなんて、自分で口外しない限り知られることはないと思いますが、このアニメでは知られてしまいます。しかし、彼ら彼女らは自分たちの本当の気持ちを打ち明け亀裂を修復しました。このシーンでは友情も感じました。
現実世界でもし、相手の本当の気持ちを知ってしまったら、本当に仲の良いと思っていた相手の心のうちは実は真っ黒だったら。それでも亀裂を修復したり、なかったことにできますか?元のようにふるまえますか?それとも縁を切りますか?
普段、生活しているうえであまり考えたことがなかったのでとても興味深いと思いましたし、とても考えさせられました。
夜も遅いですし、少し疲れたので
今日はいったんここまでにしたいと思います。
続きはおそらく明後日に上がります。
それでは!